「阿字の子が阿字のふるさと立ちいでて
また立ち帰る阿字のふるさと」

この句は密教の世界観・哲学理論を一句で表現した
とても深い意味のある言葉です。
この写真は「阿字観」という瞑想法(座禅)で使う本尊です。
お月様の中で蓮華の花に座している仏さま(大日如来)を表しています。
中の梵字を「阿(あ)」と読みます。この字自体が大日如来を表し、種字(しゅじ)といいます。
※種字の解説はこちらへ
大日如来という仏さまは曼荼羅の一番中心にいる仏さまで
生きとしいけるもの全てが阿字=大日如来の変化した形である。
よって『我も彼も動物も植物も全てこの阿字から生まれ最終的に阿字に帰っていく。』
というのが密教の世界観です。
この阿字が万物全てであり、本質・根本であり、私たちもこの阿字(大日如来)の懐に抱かれて生きている。
ということを
句は「言葉」で、写真のビジョンは「視覚」で
密教世界を体感できるように表現されているのです。
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